子どもも小学校に入ったし、そろそろ薬剤師復帰したい
でもブランクが10年くらいあるから、再就職って怖いな
やっぱりママ薬剤師でブランク長いと復帰するの難しい?
こんなお悩みはありませんか?
この記事ではブランクが長くて復職をあきらめかけているママ薬剤師さん向けに
「薬剤師復帰をあきらめなくていい」3つの理由をご紹介します。
前向きな気持ちで一歩踏み出すことが出来ますので、求職活動で落ち込んだ時に読んでみてくださいね。
ママ薬剤師の10年はあっという間
私は結婚と同時に引越ししたため、当時勤めていた薬局をやめました。
その後すぐ妊娠したため、一人目二人目出産と育児で10年専業主婦です。
早くから保育園に預けて働くのは自分やこどもの性格上無理そうだったんですよね。
ようやく子が小学生になり、気づけばもうブランク10年です。
早いもんです。
実感すると焦りますよね。
昔は勉強だけでも続けなければと思っていましたが、出産後はそんな余裕は消え失せて
目の前の子の世話だけで精一杯でした。
そんなわけで恥ずかしながら、ろくに勉強もできず、ブランク10年!
ずっと現役の方からはサボりすぎとか厳しい声が聞こえてきそうな気がしますが
私と同じように家族中心に生きていたら、あっという間に10年経ってしまっていた!
そんなママ薬剤師さんは少なくないのではないでしょうか?
だって大変でしたよね!
ちょっと前まで一人の時間もほとんど取れず!
勉強とか無理!絶対に無理だった!
少なくとも私は「リスキリングとかふざけてんのか岸田!」状態でした。
薬剤師免許がもったいない!でも復職は厳しい?
こどもが小学校に行くようになると、多少時間の余裕が持てます。
ママ薬剤師さんなら「短時間パートにでも出ようかな」と検索したことがありますよね。
そこでブランクあり薬剤師の質問に対しての現役薬剤師の厳しい回答も目にすると思います。
医療職は3年現場離れたら使い物になりませんよ。
打ちのめされますね。なんせ10年ですから。
また「ブランクありでも復帰できました!」な記事を読んでみると
ブランク3年ですが、ずっと勉強してたので大丈夫でした!
みたいな……落ち込みますね、何もやってなかった者としては。
あなたみたいな薬剤師に投薬される患者も、現場も大迷惑です。
おとなしくスーパーのレジ打ちでもしてて下さい。
これには絶望ですね(レジの方に失礼な気もしますが)
私は数時間どんよりしました。
私の人生の選択は間違っていた?
0歳から預けてフルタイムで続けるべきだった?
もし同じでしたら、是非甘いもの食べてお茶してください。落ち着きます。
一息ついたらまた読んでくださいね。
しかし大迷惑だろうがなんだろうが、国家資格を使わない手はないんですよね、主に時給の面で。
というわけで必死で求職活動を続けた結果、ブランク10年の私でも無事に復職できましたので、同じママ薬剤師さんにもシェアしたいと記事を書きました。
あきらめなくていい・落ち込まなくていいんです。
大丈夫。なんとかなります。
あきらめたら勿体無いですよ!
ブランク10年でもあきらめなくていい!3つの理由
ママでもブランク10年でも、全く勉強続けてなくても薬剤師をあきらめる必要はありません。
実際に私が求職活動をした中で得た情報と働き始めてからの経験から、その理由が3つに整理できましたのでご紹介します。
理由①職場によっては需要はある!薬剤師復帰におすすめの職場
一つ目は「職場を選べば必ず需要はあるから」です。
ネット上の現役薬剤師の声も一理あり、確かに即戦力を期待されるような職場では迷惑かもしれません。
どんな重い処方箋が来るかもわからない忙しい薬局で初日から服薬指導は無理ですよね。
ママ薬剤師にとっては、そもそも常勤は難しいですが派遣も避けましょう。
派遣は時給が高く時間も選べますが、当然人手不足で即戦力が必要な職場に派遣されます。
こどもの体調不良で突然休むことも難しいかもしれません。
私はパートで短時間で探し始めました。
このような傾向の職場がおすすめです。
- オーナーが薬剤師の個人薬局
- 処方箋枚数が多くない薬局
- 眼科、整形外科、皮膚科、耳鼻科、小児科、在宅中心などの少規模な病院門前
オーナー薬剤師が常駐している薬局は、こどもの体調不良での急な休みも受け入れてくれる可能性があります。
忙しすぎなければ、仕事中に分からないことを調べる時間も聞く時間もありますね。
処方薬や疾患が決まっていれば、覚えることも比較的少ないので勉強しやすいです。
ブランクありのママ薬剤師さんが復帰を目指すなら、こんな条件で探してみるといいですよ。
おすすめの職場について、詳しくはこちらの記事で
理由②勉強も同時進行でOK!今この瞬間から始めよう
二つ目の理由は、「勉強も同時進行でなんとかなるから」です。
薬の知識ほとんど忘れてるし、新しいことも勉強してからじゃないと無理かも……
こう思っていませんか?
そんなことはありません。これも大丈夫なので安心してください!
今は思い出せなくても一度覚えたことは絶対にあなたの脳に残っています。
引き出すきっかけを与えてあげれば、昔の知識も蘇るはずです。
この瞬間から始めれば十分間に合うんです。
例えば今、求職活動と同時に勉強を始めたとしますね。
するとまず求職サイトに登録したり、手頃な求人情報を探すのに数日はかかります。
求人に応募して面接、合否が分かるまでには少なくとも10日以上かかるでしょう。
また勤務初日からバリバリ働くことを求められることは稀です。
誠実な姿勢で望めば、慣れるまで1週間か2週間くらいは大目に見てもらえるのが大半です。
つまりとんとん拍子に進んだとしても1ヶ月は就職まで猶予があるわけです。
この間スキマ時間を全て注ぎ込み、分野を絞った勉強をすれば十分に力になります。
応募や面接時にどんな処方が多いか質問したり、採用が決まったら薬局の採用薬リストを頂ければ、さらに効率が良くなりますね。
理由③出産経験や子育て経験、年齢も無駄じゃない
3つ目の理由は「出産・子育て・年齢も仕事に活かせるから」です。
あの時仕事を続けていれば苦労しなかったのかな?
10年無駄にしたかも……
と思っていませんか?
私は求職活動中ずっと悩んでいましたが、働き始めてこの考えは間違いと気づきました。
20代30代のあの頃より服薬指導が苦じゃないんです。10年ぶりなのに!
驚きです。
人見知り気質だった私は、若い頃は患者さんと話すのが少し苦手でした。
なかなか親しみを持ってもらえず、私自身もビジネスライクに服薬指導をこなすばかりで
患者さんと心の距離がありました。
それがブランク明けには、なぜか肩の力の抜けた良いコミュニケーションが取れるようになっていたんです。
子育て中って色々な場面で初対面の方と子どもを介したコミュニケーションをとりますよね。
その積み重ねで親しみやすい会話や雰囲気を身につけることができたのだと思います。
出産も子育ても経験したからこそ、同じ状況の患者さんにより気配りもできるようになりました。
かつて患者の立場や患者の親の立場だったからこそ出来る服薬指導はあります。
薬を飲みたがらない、吐き出すような子どもにどう飲ませるか。
これは実体験を持って効果的なアドバイスできるようになりました。
家庭や子どもに全力で向き合ってきた事からしか得られない経験もあります。
あなたの10年も決して無駄ではありません。
安心してくださいね。
絶対に薬剤師としての仕事に活かす事ができるので大丈夫ですよ。
そして実を言うと年齢も私にとっては悪くない結果を生んでいます。
若い女性薬剤師だと、経験が浅いと思われるのか、妙に高圧的になる患者さんっていましたよね?
年齢を重ねて貫禄が出たのか(恰幅がよくなっただけかもしれませんが)、そんな態度を取られることが現在はほとんどなくなりました!
妊娠中や子育て中の方にも昔より信頼して頂けるようになっていると体感してます。
まずは一歩踏み出す。復職のために今すぐやるべき事とは?
ブランクが長くとも、あきらめなくていい理由は分かっていただけましたか?
ほっとしたら是非またお茶でも飲んで落ち着いていただければ嬉しいです。
でも待ってください!そのまま夕飯の下拵えに取り掛かるのはダメですよ!
今すぐ行動を起こさないと、このままズルズルと働けないままになってしまいます。
私はそんな調子で思い出して焦って調べては「後でやろ」とすぐ忘れ、これを繰り返して気づいたら2年くらい無駄にしていました。
なので今日、この瞬間から始めましょう。夕飯の下拵えに取り掛かる前にです。
まず何よりもすべきなのは「転職サイトに登録」これです。
私は求人サイトを見るだけで済ませていた頃は2年経っても決まりませんでした。
ところが勇気を出して登録して担当者と電話で話してみてからは半年経たずに決まりました。
簡単な必要事項を入力するだけ、ものによっては3分で終了です。
夕飯前にできなくても子どもが寝た後など、完全無料で24時間いつでも登録できます。
この勢いで思い切って今日中に一歩踏み出してしまいましょう。
あとは明日、明後日と一つずつ積み上げていくだけです。
まとめ
ブランク10年でも薬剤師復帰をあきらめなくていい理由は
- 職場を選べば必ず需要はあるから
- 勉強は求職活動と同時進行で可能だから
- 出産や育児、年齢も仕事に活かせるから
でした。
いかがでしたか?
「長いブランクも人生経験」と前向きに考えて一歩踏み出せば、必ず薬剤師として復帰することができます。
一緒に頑張りましょう!絶対に大丈夫です。
今始めないとブランクはあっという間に長くなります!
是非この勢いで「えいや!」と転職サイト登録から始めてみてください。
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