復職に悩んでいるママ薬剤師さん、こんにちは!
結婚出産育児で10年プラスαのブランクを乗り越え、薬局復帰を果たしたみのりママと申します。
ブランクが長いと復職はかなり不安ですよね。
この薬局復帰おさらい帳「皮膚科編」第10回では、
褥瘡(床ずれ)を復習します。
10年前の感覚だと「入院患者さんのもの」というイメージでした。
しかし現在は「在宅医療」の普及により、薬局で処方箋を扱う機会は増えているんです!
訪問看護師さんから「今の状態に合う薬は?」と聞かれるような、薬剤師が頼りにされる分野になっています。
そこで、ブランクを埋めつつ、現場で戦力になれる「褥瘡ケアの処方・監査完全ガイド」を記事にしました。
これさえ読めば、自信を持って服薬指導に立てますよ!
褥瘡(床ずれ)
今日の学びで、「皮膚科の処方箋が怖くない」状態を一緒に目指しましょう!
この知識があれば、迷っていた求人にも自信を持って応募できるはずです。
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復習を始める前に!最短で復帰するための行動プラン
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褥瘡の病態と治療指針:10年前との大きな違い
褥瘡は、持続的な圧迫によって皮膚の奥(真皮や皮下組織)が壊死してしまう疾患です。
簡単に言うと、
同じ部分が長時間圧迫されることで圧迫している部分に血が流れにくくなり、
その部分に酸素や栄養が届きにくくて皮膚が死んでしまう
「皮膚の梗塞」とも言われています。
- 「乾かす」から「潤す(湿潤療法)」へ:
- 昔は「イソジンで消毒して乾燥させる」のが主流
- 今は「適切な湿度を保って、自分の治る力を引き出す」のがスタンダード。
- 「DESIGN-R」の共通言語化:
- 「赤期(あかき)」「黄色期(おうしょくき)」といった言葉が。
- これは傷の状態を色で分ける評価法。
- 「栄養」の重視:
- 塗り薬だけでは治らない
- 「低栄養(特に低アルブミン、亜鉛不足)」だと、どんなに良い薬を塗っても肉芽は上がらない。
【最重要】傷の状態(色)と薬剤の使い分け
褥瘡治療は、傷口の「色」の変化に合わせてお薬をリレー形式でバトンタッチしていくのが最大の特徴です。
1 黒色期(壊死組織がある時期)
- 状態: 死んだ組織(壊死組織)が黒いかさぶたのようにへばりついている。
- 目標: 「ゴミ捨て」。壊死組織を溶かして取り除く(デブリードマン)。
- 代表薬:
- ゲーベンクリーム: 殺菌しつつ、壊死組織をふやかして取り除きやすくする。
- ブロメライン軟膏: パイナップルの酵素で、タンパク質(壊死組織)を溶かす。
2黄色期(感染・浸出液が多い時期)
- 状態: 傷口がジクジクし、黄色い膿やカスが付着。感染のリスクが高い。
- 目標: 「掃除と殺菌」。余分な水分を吸い取り、菌を殺す。
- 代表薬:
- カデックス軟膏: ヨードで殺菌しつつ、高い吸水力でジクジクを吸い取る。
- ユーパスタ(イソジンシュガー): 10年前から定番。砂糖の浸透圧で水分を吸い上げ、ヨードで殺菌。
3赤色期(肉芽形成期)
- 状態: 感染が落ち着き、赤いツブツブした「肉芽(にくげ)」が盛り上がってくる。
- 目標: 「育てる」。傷口を保護し、細胞が育つのを助ける。
- 代表薬:
- アクトシン軟膏: 血管を広げ、栄養を届けて肉芽を育てる。
- プロスタンディン軟膏: 血流を劇的に良くする(※冷蔵保存に注意!)。
- オルセノン軟膏: 10年前にはなかった新しい薬。細胞の増殖を促す。
4白色期(上皮化期)
- 状態: 傷が縮まり、周りから白い皮膚が伸びてくる。ゴール間近!
- 目標: 「仕上げ」。乾燥を防ぎ、新しい皮膚を守る。
- 代表薬:
- アズノール軟膏: 刺激が少なく、炎症を抑えて優しく保護します。
- フィブラストスプレー: 成長因子を直接吹きかけます(※これも冷蔵保存!)。
カテゴリー別:褥瘡治療薬の徹底解説
薬剤師として監査・指導で押さえるべきポイントを整理します。
タンパク分解
- ブロメライン軟膏(成分名:ブロメライン)
- タンパク分解酵素
- パイナップルの茎から抽出された酵素
- 固まった壊死組織(死んだタンパク質)をドロドロに溶かして取り除きやすくする
- 得意なステージ【黒色期】〜【黄色期】
- カチカチに固まった黒いカサブタや、ネバネバした黄色い組織がある時期に
- 監査・指導のコツ
- 「健康な皮膚には塗らない」のが鉄則。
- 酵素の力が強いため、正常な皮膚につくと荒れてしまう(エロジオン)。
- 「傷口より一回り小さく切ったガーゼに伸ばして貼る」よう指導。
- 終了のサイン
- 「ゴミがなくなったら終わり」。
- 壊死組織が取れて赤い肉芽が見えてきたら、すぐにアクトシンやオルセノンなどの「育てる薬」にバトンタッチ(使い続けると、新しい肉芽まで溶かしてしまうため)。
- タンパク分解酵素
殺菌・吸水製剤(ジクジク・感染用)
| 薬剤名 | 特徴・作用機序 | 監査・指導のポイント |
| ゲーベンクリーム | 強い殺菌力。 水分を補給して 壊死組織をふやかす。 | 銀アレルギーがないか確認。 厚さ3mm以上(ホットケーキを焼く前くらい) たっぷりと塗るよう指導。 |
| ユーパスタ | 砂糖+ヨード。 高い吸水・殺菌力。 | 甲状腺疾患がないか確認。 固くなりやすいため、塗る前に少し練ると扱いやすい。 |
| カデックス | ヨードを徐々に放出。 吸水力が非常に高い。 | 粒子が細かく傷に入り込むため、 洗浄時にしっかり洗い流すよう看護師さんに。 |
肉芽形成促進剤(育てる用)
| 薬剤名 | 特徴・作用機序 | 監査・指導のポイント |
| アクトシン | 皮膚の血流を改善し、 肉芽を盛り上げる。 | 吸水性はないため、乾燥した傷向き。 ジクジクしている時は不向きです。 |
| プロスタンディン | 非常に強力な血管拡張作用。 | 【冷蔵保存】 薬局での保管・患者さんへの返却に注意。 |
| オルセノン | 角化細胞の増殖を促す。 | 伸びがよく、刺激も少ない。 比較的どんなステージでも使いやすい万能型。 |
| フィブラストスプレー | 線維芽細胞増殖因子(bFGF) | 【要冷蔵(2~8℃)】 |
ドレッシング剤の「役割」と「選び方」
ドレッシング剤の最大の目的は「適切な湿潤環境(ジクジクすぎず、乾きすぎず)」を保つことです。
ドレッシング剤って、10年前は「病院の備品」というイメージが強かったですよね。
現在は「高度管理医療機器(特定保険医療材料)」として、薬局で調剤(?)される機会が増えています。
インスリン注入器用の注射針や、血糖測定器のセンサー等と同じ扱いですね。
現場でよく出る代表選手を、役割(傷の状態)ごとに整理しました。
| 分類(素材) | 代表的な商品名 | 役割・得意なステージ | 監査・指導のポイント |
| ハイドロコロイド | デュオアクティブ | 【赤・白期】 浸出液を吸収してゲル化し、 湿潤環境を保つ。 | 最もポピュラー。 貼るとゲル化して白く膨らむ 「膿ではない」ことを伝える。 |
| アルギン酸塩 | カルトスタット | 【黄色期】 海藻成分。止血作用があり、 多めの浸出液を吸収。 | 繊維状 傷口の形に合わせて詰め込む。 上からフィルムで蓋をする |
| ポリウレタンフォーム | ハイドロサイト | 【黄色・赤期】 高い吸水力+クッション性。 | 厚みがある 圧迫を和らげる効果もあり。 交換頻度が少なくて済む (最長7日)。 |
| ハイドロジェル | イントラサイト | 【黒期】 水分を与えて 壊死組織をふやかす。 | ほぼ水分のジェル。 乾燥して固まった 黒いカサブタを溶かす。 |
10年前との違い:薬局での「保険調剤」のルール
ここがブランク明けに一番驚くポイントかもしれません。
- 保険適用される:
- 以前は患者さんの自費購入(OTC)が多かった
- 現在は「褥瘡(ステージII以上)」などの条件を満たせば、処方箋により保険で調剤可能
- サイズ指定がある:
- 「10cm×10cm 5枚」のようにサイズ指定で来ます。薬局での在庫管理や、カットして使う場合の指導が必要。
- 「特定保険医療材料」として請求:
- 薬剤料ではなく、医療材料として点数を計算する
- レセコンの入力方法が独特なので、事務さんと確認が必要。
看護師・家族へ伝える「貼り方・剥がし方」のコツ
お薬とセットで以下のコツを伝えると、「デキる薬剤師」として信頼されるかもです。
- 「白く膨らんでも剥がさない」
- デュオアクティブなどは、浸出液を吸うと白くプクッと膨らむ。
- 「漏れてきたり、剥がれそうになったりしなければ、3〜5日はそのままで大丈夫です」と伝える。
- 頻繁に剥がすと、せっかく育った新しい皮膚が剥がれる。
- 「一回り大きく貼る」
- 傷口ぴったりではなく、周囲の健康な皮膚より2〜3cm大きく貼る。
- 「剥がすときは水平に」
- 上に引っ張り上げると皮膚を傷める。
- 皮膚を指で押さえながら、横にゆっくり伸ばすように剥がす
薬剤師の視点:ドレッシング剤と外用薬の「使い分け」
実は、「外用薬(塗り薬)」と「ドレッシング剤」は同時に使わないのが基本です(※例外あり)。
- 塗り薬の時: 軟膏 + ガーゼ
- ドレッシング剤の時: 傷を洗浄 + ドレッシング剤を直貼り
「ゲーベンを塗った上からデュオアクティブを貼る」といった処方が出た場合は注意です。
ドレッシング剤の吸着力が落ちたり、成分が干渉したりすることがあります。
疑義照会や医師への確認が必要なケースかも。
ひとまず薬局長に相談しましょう。
10年前と「今」の処方監査・服薬指導のコツ
「厚塗り」の重要性を伝える
褥瘡のお薬は、普通の塗り薬のように「薄く伸ばす」と効果がありません。
- 指導: 「お薬は厚さ2〜3ミリ、ケーキのクリームを塗るようにたっぷりと置いてください。傷口が直接ガーゼに当たらないように保護するのがコツです」と伝えます。
洗浄は「シャワーで優しく」
昔は「消毒」が必須でしたが、今は「水道水のシャワーでしっかり洗い流す」のが基本です。
- 指導: 「消毒液は新しい皮膚の芽も殺してしまうので、ぬるま湯のシャワーで汚れをしっかり流すだけで大丈夫ですよ。」
「ドレッシング材」の調剤(10年前との最大の違い)
以前は病院が用意していた「ハイドロコロイド(デュオアクティブなど)」が、現在は「高度管理医療機器」として処方箋で薬局から出せるようになりました!
- 監査: お薬だけでなく、貼り薬(ドレッシング材)のサイズや種類が傷の状態に合っているか確認します。
栄養管理の提案(低亜鉛のチェック)
「薬を塗ってもなかなか赤くならない(肉芽が上がらない)」という患者さんもいますよね。
血液検査で「亜鉛」の値をチェックしているか、あるいは「エンシュア」などの栄養剤が処方されていないかチェックしましょう。
私は積極的に処方提案できない派(小心者)です。
だって、怖くないですか?
どんなに勉強しても、先生と薬の話が出来るほどの自信はない…!!
なので、「聞かれたら」に備えて調べています。
参考文献
- 日本褥瘡学会(JSPU)
- マルホ「ヒフノコト」(医療従事者向けページ)
皮膚科での薬局復帰におすすめの本
面接をクリアして、皮膚科に復職が決まったら、専門書でさらに詳しい知識を付けましょう。
書籍を使ったおすすめの勉強法は、簡単なものから先に読んでいくことです。
読む順番は
- 一般向けの簡単なもの
- 薬剤師向けの本
- 医師向けの専門書
この順で読んでいくことで、次のように効率的に理解が進みます。
- 患者さんの不安や疑問、分かりやすい表現を知る
- 詳しい薬剤知識と服薬指導のポイントを頭に入れる
- 医師の処方意図や病院での処置について知る
皮膚科に関しては一般向けのおすすめはみつかりませんでした。
薬剤師向けから読み始めましょう。
薬剤師向けの本ならこちら↓
介護施設の処方が多い場合はこちらもおすすめ↓
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まとめ
- 病態と治療の全体像(10年前との違い)
- 「乾かす」から「潤す」へ:
- 昔は消毒して乾燥させていた
- 今は「湿潤療法(モイストヒーリング)」が主流。
- 傷口の湿度を適切に保つのが正解。
- 「DESIGN-R」の活用:
- 医師や看護師との共通言語は「色(ステージ)」。
- 黒・黄・赤・白の順に治っていくリレー形式であることを意識。
- 「栄養」が土台:
- 傷が治らない最大の原因は低栄養(低アルブミン・亜鉛不足)。
- お薬手帳に「エンシュア」や「ノベルジン」があれば、褥瘡治療を強力にサポートしている証拠。
- 「乾かす」から「潤す」へ:
- 医師の「処方意図」を色で読み解く
- 黒・黄色(お掃除期):
- 「まずはゴミ捨て(壊死組織除去)と殺菌」。
- 吸水力の強いユーパスタやカデックス、ふやかすゲーベンなどが。
- 赤・白色(育成期):
- 「血管を広げ、肉芽を盛り上げて皮膚を張る」。
- 血流を良くするアクトシンやプロスタンディン
- 細胞を増やすオルセノンなど。
- ドレッシング剤の選択:
- 軟膏の代わりにデュオアクティブなどが出る
- 「密閉して傷を治し皮膚を育てる環境を固定したい」という意図。
- 黒・黄色(お掃除期):
- 監査の重要ポイント
- 重複・禁忌チェック:
- ゲーベン(銀アレルギー)、ユーパスタ(甲状腺疾患)
- 必ず既往歴を確認。
- 保管方法に注意:
- プロスタンディン軟膏やフィブラストスプレーは【要冷蔵】。
- ブランク明けは特に忘れがちなので注意。
- 保険点数のコード:
- ドレッシング剤や注射針は「薬剤」ではなく「特定保険医療材料」。
- レセコン入力時にコードが別であることを事務さんと共有。
- 軟膏とドレッシング剤は併用しない
- もし両方出ている場合は、医師が『併用』を意図しているのか確認が必要
- 重複・禁忌チェック:
- 服薬指導(看護師・家族へのアドバイス)
- 「厚塗り」が基本:
- 「薄く伸ばして」はNG!
- 「厚さ2〜3mm(ホットケーキを焼く前のイメージ)」でたっぷり
- 傷を保護するように置いて。
- 「消毒」はしない:
- 「イソジンで消毒」は古い知識。
- 「ぬるま湯のシャワーでしっかり汚れを洗い流す」のが最新の標準ケア。
- 「貼り替えすぎない」:
- ドレッシング剤は、白く膨らんでも漏れてこなければ3〜5日はそのままでOK。
- 剥がすときは皮膚を傷めないよう水平にゆっくり。
- 「厚塗り」が基本:
| ステージ(色) | 治療の目標 | 代表的な外用薬:商品名(一般名) | 代表的なドレッシング材 |
| 黒色期 | 壊死組織を溶かし 取り除く | ブロメライン軟膏(ブロメライン) ゲーベンクリーム(スルファジアジン銀) | イントラサイト(ハイドロジェル) |
| 黄色期 | 殺菌と吸水 (掃除) | カデックス軟膏(カドデキソマーヨウ素) ユーパスタコーワ軟膏(ポビドンヨード・白糖) ゲーベンクリーム(スルファジアジン銀) | ハイドロサイト(ポリウレタンフォーム) カルトスタット(アルギン酸塩) |
| 赤色期 | 肉芽を盛り上げ 育てる | アクトシン軟膏(ブクラデシンナトリウム) プロスタンディン軟膏(アルプロスタジル アルファデクス) オルセノン軟膏(トレチノイン トコフェリル) フィブラストスプレー(トラフェルミン) | デュオアクティブ(ハイドロコロイド) |
| 白色期 | 新しい皮膚を 保護する | アズノール軟膏(ジメチルイソプロピルアズレン) 亜鉛華軟膏(酸化亜鉛) | デュオアクティブET(ハイドロコロイド) |
軟膏
タンパク分解
- ブロメライン軟膏(ブロメライン)
- タンパク分解作用で堅い壊死組織を溶かし除去しやすく
- 健康な皮膚にはぬらない
殺菌吸水剤
| 薬剤名 | 特徴・作用機序 | 監査・指導のポイント |
| ゲーベンクリーム (スルファジアジン銀) | 強い殺菌力。 水分を補給して 壊死組織をふやかす。 | 銀アレルギーがないか確認。 厚さ3mm以上 (ホットケーキを焼く前くらい) たっぷりと塗るよう指導。 |
| ユーパスタ (ポビドンヨード・白糖) | 砂糖+ヨード。 高い吸水・殺菌力。 | 甲状腺疾患がないか確認。 固くなりやすいため、塗る前に少し練る と扱いやすい。 |
| カデックス (カドデキソマーヨウ素) | ヨードを徐々に放出。 吸水力が非常に高い。 | 粒子が細かく傷に入り込むため、 洗浄時にしっかり洗い流すよう 看護師さんに。 |
肉芽形成促進
| 薬剤名 | 特徴・作用機序 | 監査・指導のポイント |
| アクトシン (ブクラデシンナトリウム) | 皮膚の血流を改善し、 肉芽を盛り上げる。 | 吸水性はないため、乾燥した傷向き。 ジクジクしている時は不向きです。 |
| プロスタンディン (アルプロスタジル アルファデクス) | 非常に強力な血管拡張作用。 | 【冷蔵保存】 薬局での保管・患者さんへの返却に注意。 |
| オルセノン (トレチノイン トコフェリル) | 角化細胞の増殖を促す。 | 伸びがよく、刺激も少ない。 比較的どんなステージでも使いやすい万能型。 |
| フィブラストスプレー (トラフェルミン) | 線維芽細胞増殖因子(bFGF) | 【要冷蔵(2~8℃) 2週間で使い切る |
ドレッシング剤
| 分類(素材) | 代表的な商品名 | 役割・得意なステージ | 監査・指導のポイント |
| ハイドロコロイド | デュオアクティブ | 【赤・白期】 浸出液を吸収してゲル化し、 湿潤環境を保つ。 | 最もポピュラー。 貼るとゲル化して白く膨らむ 「膿ではない」ことを伝える。 |
| アルギン酸塩 | カルトスタット | 【黄色期】 海藻成分。止血作用があり、 多めの浸出液を吸収。 | 繊維状 傷口の形に合わせて詰め込む。 上からフィルムで蓋をする |
| ポリウレタンフォーム | ハイドロサイト | 【黄色・赤期】 高い吸水力+クッション性。 | 厚みがある 圧迫を和らげる効果もあり。 交換頻度が少なくて済む (最長7日)。 |
| ハイドロジェル | イントラサイト | 【黒期】 水分を与えて 壊死組織をふやかす。 | ほぼ水分のジェル。 乾燥して固まった 黒いカサブタを溶かす。 |
いかがでしたか?
褥瘡の薬は一見、種類が多くて難しそうです。
でも「色」と「役割」という視点を持つだけで、処方箋の意図がクリアに見えてきて面白いですよね。
今回の知識をザっとでも少し頭にいれておけば、面接や現場で必ず役に立つはずです。
次回は







