皮膚科6【とびひ(伝染性膿痂疹)】ブランクありママ薬剤師必見!「抗菌薬の使い分け」の正解

これだけ暗記

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復職に悩んでいるママ薬剤師さん、こんにちは!

結婚出産育児で10年プラスαのブランクを乗り越え、薬局復帰を果たしたみのりママと申します。

ブランクが長いと復職はかなり不安ですよね。

「そろそろ本格的に復帰したい」と求人情報をチェックし始めていても

「給料も場所も魅力的だけど、皮膚科門前は勤めたことがないから応募に踏み切れない…」

と迷っていませんか?

その気持ち、よくわかります!

この「皮膚科編」第6回では、「とびひ(伝染性膿痂疹)」治療について復習します。

「とびひ」は、ママ薬剤師さん自身が子供のケアで経験することも多い身近な疾患ですね。

しかし、近年の耐性菌(MRSA)の増加により、10年前とは「処方される抗菌薬の種類」が変わっています。

この記事では、忙しいママ薬剤師さんが隙間時間でアップデートできるよう、とびひ治療の最前線をまとめました。

この記事を読めば、最新のガイドラインに基づいた監査ポイントと、自信を持った服薬指導がマスターできますよ!

今回で復習すること
  • とびひ(伝染性膿痂疹)

今日の学びで、「皮膚科の処方箋が怖くない」状態を一緒に目指しましょう!

この知識があれば、迷っていた求人にも自信を持って応募できるはずです。

まとめから見たい方はこちら

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復習を始める前に!最短で復帰するための行動プラン

皮膚科の門前薬局に応募は済ませましたか?

最短で復職を果たすには、「期限」を設定することが大切です。

まずは、気になる皮膚科科門前薬局の求人に応募し、面接日を1〜2週間後に設定しましょう。

このゴール設定が、あなたのやる気をキープさせ、効率よく学べるようにしてくれますよ。

まだ応募をしていないなら、この勢いで気になる求人に応募してみましょう。

【病態】2つのタイプと「火事」のような広がり

皮膚の小さな傷から細菌が入り込み、毒素によって水ぶくれ(水疱)や膿ができる疾患です。

  • 水疱性膿痂疹(水ぶくれタイプ):
    • 主に黄色ブドウ球菌
    • 夏場に多く、水ぶくれが破れて液がつくと「飛び火」のように広がる。
  • 痂皮性膿痂疹(かさぶたタイプ):
    • 主に化膿レンサ球菌
    • 季節を問わず、厚いかさぶたを伴う激しい炎症が特徴。

【治療指針】「塗り薬」と「飲み薬」のセットが基本

  • 外用療法: 患部の洗浄 + 抗菌薬軟膏。
  • 内服療法: 炎症が強い場合や、広範囲に広がっている場合は、原因菌に合わせた抗菌薬の内服を併用。

【薬剤解説】用法用量・注意事項

外用抗菌薬

薬剤名特徴監査のポイント
アクアチム
(ナジフロキサシン)
キノロン系。
比較的広範囲の菌に効く。
1日2回。
顔面にも使いやすい。
フシジンレオ
(フシジン酸Na)
黄色ブドウ球菌
MRSAに強い。
1日数回塗布。
10年前より使用頻度が向上。
耐性化を防ぐため、1週間程度の使用に。

内服抗菌薬(ここがアップデートの鍵!)

10年前はセフェム系が主流でした。

近年は耐性菌(MSSAだけでなくMRSAなど)を考慮し、セフェム系やペニシリン系を主軸に処方が組まれます。

成人患者によく処方される内服抗菌薬

成人の場合は、通常「1回量」が固定されています。炎症の程度により増減されるため、標準量の範囲内かを確認します。

薬剤名(商品名)成分名(系統)標準的な用法・用量監査のポイント
セフゾンカプセルセフジニル
(第3世代)
100mgを1日3回吸収が良いため、食後服用が一般的。
フロモックス錠セフカペン
(第3世代)
100mgを1日3回皮膚科領域での処方頻度が非常に高い。
オーグメンチンAMPC/CVA
(ペニシリン系)
250mgを1日3回空腹時を避ける。下痢が起きやすい。
整腸剤の有無を確認。
ケフラールカプセルセファクロル
(第1世代)
250mgを1日3回昔からの定番。
化膿レンサ球菌が疑われる場合に有効。
クラリス / クラリシッドクラリスロマイシン
(マクロライド系)
200mgを1日2回ペニシリン・セフェム系にアレルギーがある場合に選択。

小児患者によく処方される内服抗菌薬(体重換算が必要!)

小児の場合は、体重1kgあたりの用量を計算し、かつ製剤(細粒・ドライシロップ)の濃度(通常10%)を考慮して監査します。

薬剤名(商品名)標準用量(mg/kg/日)1日投与回数小児特有の監査・指導ポイント
セフゾン細粒10%9〜18mg/kg分3鉄分(ミルク等)との相互作用で便が赤くなる可能性
フロモックス細粒
10%
9〜18mg/kg分3味の調節がされており、比較的飲みやすい。
メイアクトMS細粒
10%
9〜18mg/kg分3バナナ味など工夫が多い。
カルニチン欠乏の懸念から長期投与は避ける。
ワイドシリン細粒
10%、20%
20〜40mg/kg分3〜4ペニシリン系。
化膿レンサ球菌(かさぶたタイプ)に強い。
クラバモックス
小児用配合DS
90mg/kg
(AMPC換算)
分2
(12時間毎)
高用量設定なので、計算間違いに注意!
※特殊な配合比率の製剤。

内服抗ヒスタミン薬

「とびひ」は掻き壊すことで菌が周囲に広がります。(飛び火する)

このため、抗ヒスタミン薬がセットで処方されることが非常に多いです。

10年前と比べると、「眠気の少ない第2世代」の選択肢が増えています。

さらに「ザイザル(レボセチリジン)」などの新しいシロップ剤やドライシロップが小児科・皮膚科の定番になっています。

抗ヒスタミン薬 比較早見表

眠気の分類薬剤例(商品名)特徴・使い分けのヒント
非鎮静性
(眠気がほぼない)
アレグラ、クラリチン、
デザレックス、ビラノア
「絶対に眠くなりたくない」場合に。
受験生や運転をする成人に。
効果はマイルド。
軽度鎮静性
(バランス型)
ザイザル、ジルテック、
タリオン、エバステル
現在の主流。
効果がしっかりしており、眠気も抑えられている。
ザイザルは小児への処方頻度が極めて高い。
鎮静性
(強い・眠い)
アレロック、ゼスラン、
ニポラジン、ポララミン
「痒みがひどくて眠れない」時に。
効果は非常に強力。
ポララミン(第1世代)は頓服で使われることも。

【成人患者】によく処方される抗ヒスタミン薬

大人の場合、仕事や運転への影響を考慮して「眠気の少なさ」で選ばれることが多いです。

薬剤名(商品名)1回用量1日回数特徴・監査のポイント
アレグラ (60mg)60mg1日2回最も眠気が少ない。
空腹時・食後問わず服用可能。
食事と2時間空けた方が吸収↑
ザイザル (5mg)5mg1日1回現在の主流。
就寝前に服用。
ジルテックより眠気が軽減。
ビラノア (20mg)20mg1日1回空腹時服用(重要)。
眠気がほぼない。
食後に飲むと効果が激減。
デザレックス (5mg)5mg1日1回クラリチンの進化版。
眠気が少なく、食事の影響も受けない。
アレロック (5mg)5mg1日2回痒み抑制効果が非常に強い。
眠気が出やすい。
運転等×

小児によく処方される抗ヒスタミン薬

小児は「飲みやすさ(味)」と「年齢制限」の確認が監査の要です。

薬剤名(商品名)年齢別の標準的な1回量1日回数監査・指導のポイント
ザイザル
(シロップ0.05%
/DS0.5%)
・6ヶ月〜1歳:
0.25mL/kg
・1歳〜7歳:
2.5mL/0.25g (1.25mg)
・7歳〜15歳:
5mL /0.5g(2.5mg)
1日2回
(朝・寝前)
小児科・皮膚科の定番。
甘くて飲みやすい。
DSは水に溶かすと透明。
「1歳未満」か「1歳以上」か
計算方法が変わる
アレロック
(顆粒0.5%)
・2歳〜7歳:
0.5g (2.5mg)
・7歳以上:
1.0g (5mg)
1日2回
(朝・寝前)
痒みが強い時に。
2歳未満は原則不可。
眠気が出やすい。
「ぼーっとしないか」確認。
アレグラ
(DS5%)
・6ヶ月〜2歳: 0.3g(15mg)
・2歳〜12歳:0.6g (30mg)
・12歳以上:1.2g(60mg )
1日2回安全性が高い。
味がバナナ味などで飲みやすい。
ゼスラン / ニポラジン
(小児用細粒0.6%)
・体重1kgあたり 0.03g1日2回古くからある第2世代。
体重換算が必要
しっかり計算を。


【早見表】体重別・1日あたりの標準量

10%製剤(1g中に100mg含有):セフゾン、フロモックス、メイアクト等

※以下は標準量(9mg/kg/日)で計算した、1日あたりの「製剤量(g)」の目安です。

体重1日あたりの製剤量(g)1回量(分3の場合)
5kg0.45g0.15g
10kg0.9g0.3g
15kg1.35g0.45g
20kg1.8g0.6g
25kg2.25g0.75g
30kg2.7g0.9g

監査のコツ:

「体重 × 0.1」を目安にすると、1日あたりの製剤量(g)がパッと計算できます。

(例:10kgなら1.0g弱、20kgなら2.0g弱)。

これより極端に多い・少ない場合は、増量規定(18mg/kg)の範囲内か、あるいは入力ミスかを疑います。

ワイドシリン細粒20%:体重別・製剤量換算表

小児の通常用量は、アモキシシリンとして20~40mg/kg/日(分3〜4)です。

以下の表は、標準的な20~40mg/kg/日で計算した、1日あたりの「製剤量(g)」の目安です。

体重1日の有効成分量
(20∼40mg/kg)
1日の製剤量(g)
(ワイドシリン
細粒20%)
1回量(分3の場合)
5 kg100~200mg0.5~1.0g0.16~0.33g
10 kg200~400mg1.0~2.0g0.33~0.66g
15 kg300~600mg1.5~3.0g0.5~1.0g
20 kg400~800mg2.0~4.0g0.66~1.33g
25 kg500~1000mg2.5~5.0g0.83~1.66g
30 kg600~1200mg3.0~6.0g1.0~2.0g

ワイドシリン細粒20%の場合、製剤量(g)の計算は非常にシンプルです。

1日量の目安(g)= 体重 × 0.1 ~ 0.2

(例:体重15kgなら、1.5g 〜 3.0g / 日)


【医師の目線】薬剤の使い分けパターン

  • なぜ「フシジンレオ」?:
    • 最近の皮膚科クリニックでは、黄色ブドウ球菌に対する感受性が高いフシジンレオを第一選択にすることが増。
  • ステロイドを混ぜる理由:
    • 痒みが強く、掻き壊して悪化させている場合、一時的にステロイド + 抗菌薬の混合軟膏(例:リンデロンVG等)を処方することがある。
    • 抗菌薬がないステロイド単剤は禁忌です。

【服薬指導】「飲ませ方」と注意点

  • 「セフゾン」とミルク・鉄剤の相性
    • 粉ミルクや鉄剤(インクレミン等)と一緒に飲むと、成分が反応して「赤色の便」が出ることがあります。
    • 血便ではないので、焦らなくて大丈夫ですよ、と一言添えてあげましょう。
  • 「オーグメンチン」の下痢対策
    • 「このお薬は少しお腹がゆるくなりやすいです。もしひどい下痢になるようなら、早めに受診してくださいね」と伝える。
    • 整腸剤(ビオフェルモンR等)が一緒に処方されているか確認。
  • 「味」の工夫
    • セフゾン(イチゴ味など)、ワイドシリン:
      • 酸味のあるジュース(オレンジ等)やスポーツ飲料と混ぜると、苦味が強調
      • チョコレート、アイス、ココアや練乳に混ぜるのがお勧め。
    • メイアクト:比較的飲みやすいバナナ味が多いですが、やはりアイスやヨーグルトが相性良しです。
  • 量が多ければ、オブラート一択
    • 体重が増えると、お薬も量が増えるのでゼリーでごまかしきれません。
    • 我が子は宥めても叱っても断固として飲んでくれませんでした…
    • 袋状のオブラートに少量ずつ分けて入れて、小皿にいれた水で表面を滑らかにし、水と一緒にズルっと飲ませるのがおすすめです。
    • 小さなお子さんで量が少なくても、味に敏感なお子さんにはおすすめ。
  • 「飲み切り」の徹底
    • 良くなったと思っても、菌が残っていると再発したり、耐性菌を作ったりします。出された分は最後まで飲み切りましょうね、と指導しましょう。
  • 抗ヒスタミン薬の重複
    • たまに他科(眼科や耳鼻科)からザジテンなどが出ていることあり。
    • 作用が重複するため、お薬手帳での併用確認を忘れずに。
  • ビラノアの空腹時服用(成人)
    • ビラノアは「空腹時(食前1時間、または食後2時間)」の服用が厳守です。
    • 食事と一緒に摂ると効果が激減
    • 間違えて「食後」で処方されていないかチェックが必要。
  • クラバモックスとワイドシリンの違い
    • どちらもアモキシシリン。クラバモックスにはクラブラン酸が含まれている
    • ワイドシリンは通常「食後」
    • クラバモックスは「食直前」
  • 「眠気」へのフォロー
    • 「もし日中ウトウトするようなら、先生に相談して、もう少し眠気の少ないタイプ(アレグラやザイザルなど)に変えてもらうこともできますから、様子を見てくださいね。」と話しておく
  • 洗い方の指導:
    • 痛がっても、石鹸をしっかり泡立てて優しく洗う。
    • 菌の入った滲出液(ジュクジュク)を洗い流すこと
  • 乾燥はNG:
    • 薬を塗った後は、ガーゼや絆創膏で覆う。
    • 乾かしてかさぶたにするよりも、湿潤を保ちつつ他へうつさないことが優先

【生活上のアドバイス】プールの判断と爪のケア

  • プール:
    • 水ぶくれがあるうちは、他の子にうつすためお休みが原則。
  • 爪を切る:
    • 爪の中に菌が入り込むと、そこからまた広がる。
    • 爪を短く切り、手をこまめに洗う指導を。
  • タオルの共有禁止:
    • お風呂のタオルは家族と別にし、シャワー浴を推奨。
  • 登園・登校
    • 基本的には、受診して治療を受け、患部を適切に覆ってあれば休む必要はなし。
    • 園や学校によって異なる可能性があるので、ルールを確認。

皮膚科での薬局復帰におすすめの本

面接をクリアして、皮膚科に復職が決まったら、専門書でさらに詳しい知識を付けましょう。

書籍を使ったおすすめの勉強法は、簡単なものから先に読んでいくことです。

読む順番は

  1. 一般向けの簡単なもの
  2. 薬剤師向けの本
  3. 医師向けの専門書

この順で読んでいくことで、次のように効率的に理解が進みます。

  1. 患者さんの不安や疑問、分かりやすい表現を知る
  2. 詳しい薬剤知識と服薬指導のポイントを頭に入れる
  3. 医師の処方意図や病院での処置について知る

皮膚科に関しては一般向けのおすすめはみつかりませんでした。

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参照先リスト

  • 日本皮膚科学会:『皮膚真菌症診療ガイドライン』『伝染性膿痂疹診療ガイドライン』
  • マルホ株式会社:皮膚科領域の製剤情報・指導用パンフレット
  • 各社添付文書(セフゾン細粒、フロモックス細粒等)
  • 小児慢性特定疾病情報センター:薬剤の小児用量基準

まとめ

とびひ(伝染性膿痂疹)治療の重要ポイント

1. この10年でアップデートされた「新常識」

  • 耐性菌(MRSA)を意識した薬剤選択:従来のセフェム系が効きにくい耐性菌が増えています。そのため、フシジンレオ軟膏など、感受性の高い抗菌薬が選ばれる頻度が上がっています。

2. 処方監査で「ヒヤリ」を防ぐチェック項目

  • ステロイド単剤はNG:とびひは細菌感染症なので、抗菌薬の入っていないステロイドを塗ると悪化します。混合処方(抗菌薬+ステロイド)か、抗菌薬単剤であることを確認。
  • 内服期間の確認:耐性菌を作らないためにも、指示された期間(通常5日間程度)をきっちり飲み切るよう指導が必要です。

3. 指導の質を上げる「伝え方」のコツ

  • 「石鹸でしっかり洗う」
    • 痛がっても、泡立てた石鹸でジュクジュク(菌の塊)を洗い流すのが一番
  • 「乾かさずに覆う」
    • 一昔前は「乾かして治す」と言われましたが、今はガーゼ等で覆って他への感染を防ぐのが正解です。

4. 生活アドバイス

  • 爪を短く切る
    • 子供は無意識に掻いてしまう
    • 爪を短くする
    • 石鹸で手洗いを徹底させる。
  • プール・お風呂のルール
    • 水ぶくれがあるうちはプールは禁止。
    • お風呂も最後に入るかシャワーのみに
    • タオルは共有しないように。
  • 登園登校
    • 治療して患部を適切に覆ってあるなら、基本的には休む必要はなし。

とびひの処方薬

抗菌薬

概要抗菌薬

薬剤名特徴監査のポイント
アクアチム
(ナジフロキサシン)
キノロン系。
比較的広範囲の菌に効く。
1日2回。
顔面にも使いやすい。
フシジンレオ
(フシジン酸Na)
黄色ブドウ球菌
MRSAに強い。
1日数回塗布。
10年前より使用頻度が向上。
耐性化を防ぐため、1週間程度の使用に。

成人・内服抗菌薬

薬剤名(商品名)成分名(系統)標準的な用法・用量監査のポイント
セフゾンカプセルセフジニル
(第3世代)
100mgを1日3回吸収が良いため、食後服用が一般的。
フロモックス錠セフカペン
(第3世代)
100mgを1日3回皮膚科領域での処方頻度が非常に高い。
オーグメンチンAMPC/CVA
(ペニシリン系)
250mgを1日3回空腹時を避ける。下痢が起きやすい。
整腸剤の有無を確認。
ケフラールカプセルセファクロル
(第1世代)
250mgを1日3回昔からの定番。
化膿レンサ球菌が疑われる場合に有効。
クラリス / クラリシッドクラリスロマイシン
(マクロライド系)
200mgを1日2回ペニシリン・セフェム系にアレルギーがある場合に選択。

小児・内服抗菌薬

薬剤名(商品名)標準用量(mg/kg/日)1日投与回数小児特有の監査・指導ポイント
セフゾン細粒10%9〜18mg/kg分3鉄分(ミルク等)との相互作用で便が赤くなる可能性
フロモックス細粒
10%
9〜18mg/kg分3味の調節がされており、比較的飲みやすい。
メイアクトMS細粒
10%
9〜18mg/kg分3バナナ味など工夫が多い。
カルニチン欠乏の懸念から長期投与は避ける。
ワイドシリン細粒
10%、20%
20〜40mg/kg分3〜4ペニシリン系。
化膿レンサ球菌(かさぶたタイプ)に強い。
クラバモックス
小児用配合DS
90mg/kg
(AMPC換算)
分2
(12時間毎)
高用量設定なので、計算間違いに注意!
※特殊な配合比率の製剤。

成人・抗ヒスタミン薬

薬剤名(商品名)1回用量1日回数特徴・監査のポイント
アレグラ (60mg)60mg1日2回最も眠気が少ない。
空腹時・食後問わず服用可能。
食事と2時間空けた方が吸収↑
ザイザル (5mg)5mg1日1回現在の主流。
就寝前に服用。
ジルテックより眠気が軽減。
ビラノア (20mg)20mg1日1回空腹時服用(重要)。
眠気がほぼない。
食後に飲むと効果が激減。
デザレックス (5mg)5mg1日1回クラリチンの進化版。
眠気が少なく、食事の影響も受けない。
アレロック (5mg)5mg1日2回痒み抑制効果が非常に強い。
眠気が出やすい。
運転等×

小児・抗ヒスタミン薬

薬剤名(商品名)年齢別の標準的な1回量1日回数監査・指導のポイント
ザイザル
(シロップ0.05%
/DS0.5%)
・6ヶ月〜1歳:
0.25mL/kg
・1歳〜7歳:
2.5mL/0.25g (1.25mg)
・7歳〜15歳:
5mL /0.5g(2.5mg)
1日2回
(朝・寝前)
小児科・皮膚科の定番。
甘くて飲みやすい。
DSは水に溶かすと透明。
「1歳未満」か「1歳以上」か
計算方法が変わる
アレロック
(顆粒0.5%)
・2歳〜7歳:
0.5g (2.5mg)
・7歳以上:
1.0g (5mg)
1日2回
(朝・寝前)
痒みが強い時に。
2歳未満は原則不可。
眠気が出やすい。
「ぼーっとしないか」確認。
アレグラ
(DS5%)
・6ヶ月〜2歳: 0.3g(15mg)
・2歳〜12歳:0.6g (30mg)
・12歳以上:1.2g(60mg )
1日2回安全性が高い。
味がバナナ味などで飲みやすい。
ゼスラン / ニポラジン
(小児用細粒0.6%)
・体重1kgあたり 0.03g1日2回古くからある第2世代。
体重換算が必要
しっかり計算を。

いかがでしたか?

とびひの服薬指導では、10年のブランクも「お母さんとしての経験」として役に立つはずです。

このまま復習を重ねていけば、すぐに皮膚科で自信をもって働けるようになりますよ!

次回は「乾癬」について復習します。

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