【薬局復帰おさらい帳:皮膚科8】似てる?5大皮膚疾患の見極めと最新・処方薬ガイド

これだけ暗記

※本ページはプロモーションが含まれています。

復職に悩んでいるママ薬剤師さん、こんにちは!

結婚出産育児で10年プラスαのブランクを乗り越え、薬局復帰を果たしたみのりママと申します。

ブランクが長いと復職はかなり不安ですよね。

この薬局復帰おさらい帳「皮膚科編」第8回では、

  • 皮脂欠乏性湿疹
  • 接触皮膚炎(かぶれ)
  • 蕁麻疹(じんましん)
  • 脂漏性皮膚炎
  • 痒疹(ようしん

この5つの疾患を復習します。

これらの疾患は「痒み(かゆみ)」という共通の症状があります。

しかし原因が異なるため、お薬の組み合わせや服薬指導の「ツボ」が微妙に違います。

10年前と今のトレンドを比較しながら、現場で役立つ最強のまとめ記事を作成しました。

これさえ読めば、自信を持って服薬指導に立てますよ!

今回で復習すること
  • 皮脂欠乏性湿疹
  • 接触皮膚炎(かぶれ)
  • 蕁麻疹(じんましん)
  • 脂漏性皮膚炎
  • 痒疹(ようしん

今日の学びで、「皮膚科の処方箋が怖くない」状態を一緒に目指しましょう!

この知識があれば、迷っていた求人にも自信を持って応募できるはずです。

まとめから見たい方はこちら

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ブランク10年を経て、復帰を果たした子持ち主婦薬剤師。
復職活動で悩んだ経験から、ブランクに悩むママ薬剤師の復帰を応援したい!とブログ開設。
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最短で復職を果たすには、「期限」を設定することが大切です。

まずは、気になる皮膚科科門前薬局の求人に応募し、面接日を1〜2週間後に設定しましょう。

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各疾患の病態・治療指針と医師の処方意図

まずは、似通った薬が処方される「5大疾患」の裏側をのぞいてみましょう。

皮脂欠乏性湿疹(乾燥肌のなれの果て)

  • 病態:
    • 加齢や空調、洗剤などでバリア機能が低下し、少しの刺激で炎症が起きた状態。
  • 10年前との違い:
    • 昔は「お年寄りの病気」だった
    • 今は子供の保湿不足による湿疹も。
  • 処方意図: 「バリアの補強(保湿)」+「火消し(ステロイド)」
    • 炎症が治まったら、保湿剤だけで維持する「プロアクティブ療法」への移行

接触皮膚炎(いわゆる「かぶれ」)

  • 病態:
    • 特定の物質(金属、植物、化粧品など)に触れて起きるアレルギー反応。
  • 処方意図: 「とにかく強力な消火(ステロイド)」
    • 原因物質が明確なら、それを取り除けば治る
    • 短期間で強い薬を使う傾向。

蕁麻疹(じんましん)

  • 病態:
    • 皮膚の深いところでヒスタミンが放出され、血管が拡張。
    • 赤く盛り上がり(膨疹)、数時間で消えるのが特徴。
  • 10年前との違い:
    • 以前は「原因探し」が重視された
    • 現在は原因不明の「特発性」が多いとされる
    • 「薬で症状をゼロにする」ことに主眼が置かれている。
  • 処方意図: 「内服薬(抗ヒスタミン薬)が主役」
    • 外用薬は気休めに近く、処方されないことも多い

脂漏性皮膚炎(カビが関与する湿疹)

  • 病態:
    • 皮脂の多い場所(頭、鼻の横)で、常在菌のカビ(マラセチア)が増殖して炎症を起こす。
  • 処方意図: 「炎症を抑える(ステロイド)」+「原因菌を叩く(抗真菌薬)」
    • ステロイドだけだとカビが増えて悪化するため、併用が鉄則。

乳児脂漏性皮膚炎

  • 病態
    • 母体由来のホルモン影響で皮脂分泌が盛んな生後数ヶ月によく見られる。
    • 大人と違い多くは一過性で、1歳頃には自然に治まる
    • 「不潔なせいではない」と保護者を安心させることが第一歩。
  • 処方意図
薬剤分類代表的な薬剤名処方意図(なぜ出されたか)監査・服薬指導のポイント
ステロイド外用薬ロコイド
キンダベート
アルメタ
赤みや痒み(炎症)を
素早く鎮めるため。
ランクは必ず「Ⅳ群(Medium)」以下。
赤ちゃんは顔の吸収率が高い
これ以上強いものは原則不可。
保湿剤プロペト
(白色ワセリン)
皮脂が固まった「かさぶた」
を柔らかくし、
皮膚を保護するため。
ヒルドイドよりも、刺激の少ないワセリン
好まれます。
かさぶたをふやかすのにも使います。
抗真菌薬ニゾラール
(ケトコナゾール)
皮脂を好む常在菌
(マラセチア)の増殖を抑える
ため。
炎症が繰り返す場合に出されます。
ステロイドと混ぜて処方されることも多いです。
非ステロイド性
抗炎症薬
スタデルム
ベシカム
ステロイドを使うほどではない
軽い赤みに。
10年前よりも使用頻度は減っています
(接触皮膚炎のリスクを考慮するため)。
  • 指導・アドバイスのツボ
    • 洗顔・洗髪:
      • 1日1回、石鹸をしっかり泡立てて、指の腹で皮脂を洗い流すのが基本。
    • 鱗屑(かさぶた)への対応:
      • 無理に剥がすと皮膚を傷つける。
      • 入浴30分前にワセリンやベビーオイル等でふやかしてから洗うと、安全に落とせる。
    • 注意点:
      • おむつエリアはカビ(カンジダ)が原因の湿疹と見分けにくい
      • ステロイドで悪化する場合はすぐに受診するよう伝えて。

痒疹(ようしん:最強に痒いブツブツ)

  • 病態: 虫刺されなどをきっかけに、硬いイボのようなブツブツができ、猛烈に痒い。
  • 処方意図: 「最強ランクのステロイド」+「密封(ドレッシング)」
    通常の塗り方では効かないため、亜鉛華軟膏での重ね塗りやテープ剤がよく出る。

カテゴリー別:処方薬の徹底解説

疾患によって使い分けられるお薬を、薬剤師の視点で整理します。

保湿剤(ヘパリン類似物質、尿素など)

  • 役割: 皮膚の水分を保ち、バリア機能を回復させる。
  • 10年前との違い:
    • 昔は「ヒルドイドソフト軟膏」一択でしたね。
    • 現在は「泡状スプレー」が非常に人気。
    • 伸びがよく、広範囲に塗りやすい
    • べたつきを嫌がる小児に好評
  • 監査ポイント:
    • 保湿剤とステロイドの混合指示がある場合、ベースとなる保湿剤の量(200gなど)が美容目的の大量処方とみなされないか注意が必要。
薬剤名(商品名)成分名主な剤形用法・用量監査・服薬指導のポイント
ヒルドイド
(+後発品)
ヘパリン類似物質軟膏
クリーム
ローション
泡状スプレー
1日1〜数回【10年前との違い】
泡状スプレーは伸びが良く、
広範囲に最適。
目や傷口は避けるよう指導。
パスタロン / ウレパール尿素クリーム
ローション
1日1〜数回皮膚を柔らかくする。
傷口や粘膜にはしみる
炎症が強い部位への使用は控える。
プロペト / サンホワイト白色ワセリン軟膏1日1〜数回刺激が極めて少ない。
水分を与えるのではなく
「蒸発を防ぐ蓋」の役割。
ベタつきを事前に伝える。

ステロイド外用薬(強さのランクが命)

  • 役割: 炎症を抑える「火消し役」。
  • 10年前との違い:
    • 「アンテドラッグ※(例:アンテベート、ロコイド等)」の考え方がより浸透。
    • ※皮膚表面では強く効き、体内に吸収されると速やかに分解されるため、副作用が少ない性質の薬剤。
  • 指導のポイント:
    • 「怖がらずに、炎症があるところにだけ、たっぷり塗る」
    • 1FTU(人差し指の先から第一関節まで=約0.5g)で手のひら2枚分、という基準を伝えるのが今のスタンダードです。
群 (ランク)強さの表現代表的な薬剤名(先発品)主な使用部位・適応の目安
I群Strongest
(最強)
デルモベート
ジフラール
苔癬化した皮膚、
掌蹠など。
II群Very Strong
(非常に強力)
アンテベート
マイザー
リンデロンDP
成人の体、手足。
炎症が強い部位に短期間
III群Strong
(強力)
リンデロンV
メサデルム
フルコート
成人の比較的皮膚が薄い部位
小児の体や手足。
IV群Medium
(中等度)
ロコイド
キンダベート
アルメタ
顔、首、陰部などの吸収が良い部位。
小児や乳幼児の全身。
V群Weak
(弱い)
プレドニゾロン軽微な皮膚炎、眼科用(眼瞼など)。
現在は処方頻度が低め。

★吸収率に注意して監査する

腕の内側を「1」とした場合の倍率

  • 足の裏: 0.14倍(吸収しにくい)
  • 頭皮: 3.5倍
  • 顔(頬): 13倍
  • 陰部: 42倍(非常に吸収しやすい!)

抗真菌外用薬(ニゾラール、ルリコンなど)

  • 役割: カビ(真菌:マラセチア菌など)の増殖を抑える。脂漏性皮膚炎の必須アイテム。
  • 指導のポイント:
    • ステロイドで赤みが引いても、カビはまだいる。
    • 「先生が止めていいと言うまで続けてください」と伝える。
薬剤名(商品名)成分名主な剤形用法・用量監査・服薬指導のポイント
ニゾラール
(+後発品)
ケトコナゾールクリーム
ローション
1日1回脂漏性皮膚炎の定番。
ローションは頭皮用が多い。
刺激感がないか確認。
ルリコン / アスタットルリコナゾール
/ラノコナゾール
クリーム液
軟膏
1日1回非常に強力な抗真菌作用。
白癬(水虫)にも多用される。
ラミシールテルビナフィンクリーム液1日1回アリルアミン系。
白癬によく使われる。

抗ヒスタミン外用薬(レスタミン、レスタミールなど)

  • 役割: 痒みを一時的に和らげる。
  • 10年前との違い:
    • 以前ほど処方されなくなった。
    • 理由は、接触皮膚炎(かぶれ)のリスクがあるため。
    • 現在は、冷感を与えるメンソール入りや、ステロイドの補助として使われる。
薬剤名(商品名)成分名主な剤形用法・用量監査・服薬指導のポイント
レスタミン / レスタミールジフェンヒドラミンコーワ軟膏
クリーム
1日1〜数回昔からの定番。
広範囲に塗ると接触皮膚炎のリスク
長期・広範囲使用は注意。
オイラックスクロタミトン軟膏
クリーム
1日1〜数回スーッとする感触があり
痒みを紛らわせる。

抗ヒスタミン内服薬(第2世代が劇的に進化!)

10年前と最も状況が変わったのがここです!

薬剤名(商品名)成分名世代1日回数監査・服薬指導のポイント
ビラノア (20mg)ビラスチン第21回必ず空腹時(食前1h or 食後2h)服用
食後だと吸収が40%低下。
2016年発売。
眠気がほぼない
効果が非常に強い。
小児×
デザレックス (5mg)デスロラタジン第21回クラリチンの進化版。
眠気が非常に少ない。
食事の影響を受けない。
12歳以上
ルパフィン (10mg)ルパタジン第21回グレープフルーツジュース厳禁。
抗PAF作用もあり
鼻炎にも強い。
痒みに強い
少し眠気が出るかも。
運転注意
12歳以上
ザイザル (5mg)レボセチリジン第21回10年前から定番化。
ジルテックの進化版。
小児にも非常によく出る。
効果と安全性のバランスが良い。
就寝前服用が多い。
アレロック (5mg)オロパタジン第22回痒みを抑える力が非常に強い。
眠気が出やすい
車の運転等には特に注意喚起を。

★小児によく出る抗ヒスタミン薬

ここではサッと薬剤名や特徴をチェック!

皮膚科勤務決定したら一覧表を持ち歩くといいですね。

薬剤名(商品名)年齢別の標準的な1回量1日回数監査・指導のポイント
ザイザル
(シロップ0.05%
/DS0.5%)
レボセチリジン
・6ヶ月〜1歳:
0.25mL/kg
・1歳〜7歳:
2.5mL/0.25g (1.25mg)
・7歳〜15歳:
5mL /0.5g(2.5mg)
1日2回
(朝・寝前)
小児科・皮膚科の定番。
甘くて飲みやすい。
DSは水に溶かすと透明。
「1歳未満」か「1歳以上」か
計算方法が変わる
アレロック
(顆粒0.5%)
オロパタジン
・2歳〜7歳:
0.5g (2.5mg)
・7歳以上:
1.0g (5mg)
1日2回
(朝・寝前)
痒みが強い時に。
2歳未満は原則不可。
眠気が出やすい。
「ぼーっとしないか」確認。
アレグラ
(DS5%)
フェキソフェナジン
・6ヶ月〜2歳: 0.3g(15mg)
・2歳〜12歳:0.6g (30mg)
・12歳以上:1.2g(60mg )
1日2回安全性が高い。
味がバナナ味などで飲みやすい。
ゼスラン / ニポラジン
(小児用細粒0.6%)
・体重1kgあたり 0.03g1日2回古くからある第2世代。
体重換算が必要
しっかり計算を。

医師の「処方意図」を読み解く監査のコツ

処方箋の行間を読み解くと、患者さんへの一言が変わります。

  • 「アンテベート」と「ヒルドイドソフト」の混合
    • 意図: 広範囲の皮脂欠乏性湿疹に対し、ステロイドの濃度を少し薄めつつ、全体を保湿したい。
    • 一言: 「お薬を混ぜることで、塗りやすく、広範囲の炎症をしっかり抑えられるようになっていますよ。」
  • 「ニゾラール」と「ロコイド」が別々に出た(脂漏性皮膚炎)
    • 意図: 「赤みが強いところは両方、カビが多そうなところはニゾラールだけ」のように、患者さん自身に使い分けてほしい。
    • 一言: 「先生から、赤いところとそうでないところの塗り分けについて、何か説明はありましたか?」

生活上の注意点:ママ薬剤師の知恵袋

患者さんの様子を見て、お薬の説明にこれを一言添えることもあります。

  • お風呂の温度:
    • 40度以上は痒みを誘発。
    • 「少しぬるめのお風呂にしてくださいね」と。
  • 洗剤・石鹸:
    • 乾燥性皮膚炎などは「洗いすぎ」が原因の可能性もある。
    • 石鹸はしっかり泡立てて、手で優しく洗うよう伝える。
  • 衣類の刺激:
    • ヒートテックなどの化学繊維は乾燥肌にはチクチクする。
    • 「痒みがひどい時は綿100%の肌着にしてみてください」とアドバイス。

皮膚科での薬局復帰におすすめの本

面接をクリアして、皮膚科に復職が決まったら、専門書でさらに詳しい知識を付けましょう。

書籍を使ったおすすめの勉強法は、簡単なものから先に読んでいくことです。

読む順番は

  1. 一般向けの簡単なもの
  2. 薬剤師向けの本
  3. 医師向けの専門書

この順で読んでいくことで、次のように効率的に理解が進みます。

  1. 患者さんの不安や疑問、分かりやすい表現を知る
  2. 詳しい薬剤知識と服薬指導のポイントを頭に入れる
  3. 医師の処方意図や病院での処置について知る

皮膚科に関しては一般向けのおすすめはみつかりませんでした。

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まとめ

5分で復習!この記事のポイント
  • 皮脂欠乏性湿疹: 「保湿+ステロイド」が基本。泡状スプレーは今や定番。
  • 脂漏性皮膚炎: ステロイドだけでなく抗真菌薬の併用が必要。
  • 蕁麻疹: 塗り薬より飲み薬(抗ヒスタミン薬)が主役。
  • 最新内服薬: ビラノアは「空腹時」、これだけは絶対に忘れない!
  • 塗り方: 1FTU(たっぷり)を置くように塗る。
  • 10年前との違い:
  • 配合剤や新しい剂形(泡、フォーム)が増えた。
  • 抗ヒスタミン薬の眠気が劇的に改善された。
  • 「ステロイドを怖がらずしっかり使う」プロアクティブ療法が主流。
  • 乳児脂漏性皮膚炎
    • 一過性で、1歳頃には自然に治まる
    • 一日石鹸でしっかり患部を洗う
    • かさぶたは無理にはがさず、ワセリンやオイルで30分置いて入浴
    • おむつ部分はカンジダと見分けがつきにくい、ステロイドで悪化するならすぐ再診
処方薬をまとめて確認

保湿剤

薬剤名(商品名)成分名主な剤形用法・用量監査・服薬指導のポイント
ヒルドイド
(+後発品)
ヘパリン類似物質軟膏
クリーム
ローション
泡状スプレー
1日1〜数回【10年前との違い】
泡状スプレーは伸びが良く、
広範囲に最適。
目や傷口は避けるよう指導。
パスタロン / ウレパール尿素クリーム
ローション
1日1〜数回皮膚を柔らかくする。
傷口や粘膜にはしみる
炎症が強い部位への使用は控える。
プロペト / サンホワイト白色ワセリン軟膏1日1〜数回刺激が極めて少ない。
水分を与えるのではなく
「蒸発を防ぐ蓋」の役割。
ベタつきを事前に伝える。

ステロイド外用薬

群 (ランク)強さの表現代表的な薬剤名(先発品)主な使用部位・適応の目安
I群Strongest
(最強)
デルモベート
ジフラール
苔癬化した皮膚、
掌蹠など。
II群Very Strong
(非常に強力)
アンテベート
マイザー
リンデロンDP
成人の体、手足。
炎症が強い部位に短期間
III群Strong
(強力)
リンデロンV
メサデルム
フルコート
成人の比較的皮膚が薄い部位
小児の体や手足。
IV群Medium
(中等度)
ロコイド
キンダベート
アルメタ
顔、首、陰部などの吸収が良い部位。
小児や乳幼児の全身。
V群Weak
(弱い)
プレドニゾロン軽微な皮膚炎、眼科用(眼瞼など)。
現在は処方頻度が低め。

抗真菌外用薬

薬剤名(商品名)成分名主な剤形用法・用量監査・服薬指導のポイント
ニゾラール
(+後発品)
ケトコナゾールクリーム
ローション
1日1回脂漏性皮膚炎の定番。
ローションは頭皮用が多い。
刺激感がないか確認。
ルリコン / アスタットルリコナゾール
/ラノコナゾール
クリーム液
軟膏
1日1回非常に強力な抗真菌作用。
白癬(水虫)にも多用される。
ラミシールテルビナフィンクリーム液1日1回アリルアミン系。
白癬によく使われる。

抗ヒスタミン外用薬

薬剤名(商品名)成分名主な剤形用法・用量監査・服薬指導のポイント
レスタミン / レスタミールジフェンヒドラミンコーワ軟膏
クリーム
1日1〜数回昔からの定番。
広範囲に塗ると接触皮膚炎のリスク
長期・広範囲使用は注意。
オイラックスクロタミトン軟膏
クリーム
1日1〜数回スーッとする感触があり
痒みを紛らわせる。

抗ヒスタミン内用薬

薬剤名(商品名)成分名世代1日回数監査・服薬指導のポイント
ビラノア (20mg)ビラスチン第21回必ず空腹時(食前1h or 食後2h)服用
食後だと吸収が40%低下。
2016年発売。
眠気がほぼない
効果が非常に強い。
小児×
デザレックス (5mg)デスロラタジン第21回クラリチンの進化版。
眠気が非常に少ない。
食事の影響を受けない。
12歳以上
ルパフィン (10mg)ルパタジン第21回グレープフルーツジュース厳禁。
抗PAF作用もあり
鼻炎にも強い。
痒みに強い
少し眠気が出るかも。
運転注意
12歳以上
ザイザル (5mg)レボセチリジン第21回10年前から定番化。
ジルテックの進化版。
小児にも非常によく出る。
効果と安全性のバランスが良い。
就寝前服用が多い。
アレロック (5mg)オロパタジン第22回痒みを抑える力が非常に強い。
眠気が出やすい
車の運転等には特に注意喚起を。

小児に使われる抗ヒスタミン内用薬

薬剤名(商品名)年齢別の標準的な1回量1日回数監査・指導のポイント
ザイザル
(シロップ0.05%
/DS0.5%)
レボセチリジン
・6ヶ月〜1歳:
0.25mL/kg
・1歳〜7歳:
2.5mL/0.25g (1.25mg)
・7歳〜15歳:
5mL /0.5g(2.5mg)
1日2回
(朝・寝前)
小児科・皮膚科の定番。
甘くて飲みやすい。
DSは水に溶かすと透明。
「1歳未満」か「1歳以上」か
計算方法が変わる
アレロック
(顆粒0.5%)
オロパタジン
・2歳〜7歳:
0.5g (2.5mg)
・7歳以上:
1.0g (5mg)
1日2回
(朝・寝前)
痒みが強い時に。
2歳未満は原則不可。
眠気が出やすい。
「ぼーっとしないか」確認。
アレグラ
(DS5%)
フェキソフェナジン
・6ヶ月〜2歳: 0.3g(15mg)
・2歳〜12歳:0.6g (30mg)
・12歳以上:1.2g(60mg )
1日2回安全性が高い。
味がバナナ味などで飲みやすい。
ゼスラン / ニポラジン
(小児用細粒0.6%)
・体重1kgあたり 0.03g1日2回古くからある第2世代。
体重換算が必要
しっかり計算を。

いかがでしたか?

新薬が登場している一包、処方頻度が減った薬もあって時の流れを感じますよね。

非常によくみる疾患なので、皮膚科勤務が決まったらまた復習してみてください。

次回は「」です。

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