小児科の処方が怖い!ブランク10年薬剤師のための薬局復帰おさらい帳【小児科編2:かぜ・RS・熱性けいれん】

小児科

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「小児科の処方箋で一番多いのは『かぜ』。でも、一番神経を使うのも『かぜ』なんですよね……」

こんにちは、みのりママです。

小児科門前に復帰して最初にぶつかる壁、それが「急性上気道炎(かぜ)」です。

一見シンプルに見えますが、粉薬の種類の多さ、そして何より「体重あたりの用量チェック」に冷や汗をかいた経験、ありませんか?

今回の【小児科編2】で復習すること
  • 急性上気道炎、風邪症候群の薬剤解説
  • RSウイルス・ヒトメタニューモ感染症
  • 熱性けいれん

「10年前の知識で計算して大丈夫?」

「もし計算を間違えたら……」

そんな不安でフリーズしてしまうあなたへ。

今回は、かぜ診療の基本から、私が現場で編み出した「計算の手間を省くズボラ術」、そして親御さんに絶対喜ばれる「飲ませ方の秘策」まで、全部詰め込みました!

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ブランク10年を経て、復帰を果たした子持ち主婦薬剤師。
復職活動で悩んだ経験から、ブランクに悩むママ薬剤師の復帰を応援したい!とブログ開設。
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復習を始める前に!最短で復帰するための行動プラン

「小児科の門前薬局」への応募、もう済ませましたか?

「まだ何も思い出せていないのに、応募なんて無理!」と思うかもしれません。

でも、最短で復職を果たす秘訣は、勉強よりも先に「期限」を決めてしまうことなんです。

特に小児科は、ママ薬剤師さんの経験が活かせるため、条件の良い求人はすぐに埋まってしまうことも。

まずは、気になる小児科門前の求人をチェックして、面接日を1〜2週間後に設定してしまいましょう。

「面接までに、あの疾患だけはおさらいしなきゃ!」という適度なプレッシャーこそが、ブランク10年の重い腰を上げ、家事の合間のスキマ時間を「集中時間」に変えてくれます。

「準備ができたら」ではなく、「ゴールを決めてから」動く。

この勢いで、まずは気になる求人に応募してみませんか?

「ブランクOKって書いてあるけど、私は大丈夫かな?」
そんな不安も、エージェントさんに相談すれば事前に確認してもらえますよ。↓↓↓

急性上気道炎(かぜ)の病態と治療指針

1. 病態

原因の80〜90%はウイルス感染です(ライノウイルス、RSウイルスなど)。

喉の痛み、鼻水、咳、発熱などが主症状ですが、子供の場合は中耳炎や副鼻腔炎を合併しやすいのが特徴です。

RSウイルス・ヒトメタニューモウィルスのちがい】

小児科門前でよく聞くこの2つ。似ているようで、流行時期や検査のルールに違いがあります。

項目RSウイルス感染症ヒトメタニューモウイルス(hMPV)
主な流行時期秋〜冬(近年は夏から流行も)春〜初夏(3月〜6月頃)
かかりやすい年齢2歳までにほぼ100%1歳〜3歳以降も多い(RSより少し上)
主な症状鼻水・発熱 → ひどい咳・ゼーゼーRSとそっくり。高熱が長く続く傾向。
保険での検査条件1歳未満、または入院が必要な場合6歳未満で、肺炎が疑われる場合
登園の目安発熱が治まり、咳が落ち着くこと発熱が治まり、咳が落ち着くこと
登園判断のコツ法律上の停止期間はない。
「呼吸が楽になり、全身状態が良いこと」が基準。
RSと同様、明確な規定はなし。
園独自のルールがあるか確認を促しましょう。

★ママ薬剤師の知恵:

どちらも「咳」が長引きやすく、本人が元気でも「ゼーゼー」している間は登園を控えるよう指導されることが多いです。

親御さんには「お熱が下がって、夜しっかり眠れるくらい咳が落ち着いたら、先生(医師)に相談してみてくださいね」と伝えると、見通しが立って安心されますよ。

うちの子も1歳前にRSかかって、吸入のために毎日通いました…。

そして夜泣き対応の睡眠不足で弱ってた私もやられ、高熱&ヒドイ咳しながら通院…泣

親御さんに是非「うつらないように気を付けてね」って言ってあげてください。

2. 治療指針

基本は対症療法です。

ウイルスに直接効く「かぜ薬」はないため、本人の免疫で治るまでの間、辛い症状を和らげる薬が処方されます。

  • 日本小児科学会などの指針でも、不要な抗菌薬の使用は避ける(薬剤耐性対策)ことが推奨されており、現在は「とりあえず抗生剤」という処方は減っています。

主な薬剤の解説(症状別おさらい表)

小児科の「かぜ薬」は、症状に合わせて数種類が混合(混合粉砕)されることが多いです。

※用量は一般的な目安です。医師の判断や疾患により増減されるため、必ず現場の換算表や添付文書で最終確認してください。

症状分類代表的な薬剤(商品名/成分名)剤形(%)1日標準用量(成分量)監査・服薬指導のポイント
熱・痛み解熱鎮痛カロナール
(アセトアミノフェン)
細粒20%
50%
シロップ2%
小児用坐剤50、100,200
30〜50mg/kg
1回10〜15mg/kg
1日上限60mg/kg
4〜6時間以上空ける。
せき鎮咳アスベリン
(チペピジン)
散10%
DS 2%
シロップ 0.5%
「調剤用」シロップ2%
※1:
小児はチペピジンクエン酸塩として、1 日
1 歳未満 5~20mg
1 歳以上 3 歳未満 10~25mg
3 歳以上 6 歳未
満 15~40mg を 分3
尿が赤くなることを必ず伝える(代謝物の色)。
たん去痰ムコダイン
(カルボシステイン)
細粒50%
DS50%
シロップ5%
30mg/kg非常に頻出。
中耳炎や副鼻腔炎の排膿目的でも。
鼻水抗ヒスタミンポララミン
(d-クロルフェニラミン)
散1%
DS0.2%
シロップ0.04%
※ 2眠気注意。
熱性けいれん既往がある子には慎重に。
※低出生体重児、新生児には投与しない
ぜーぜー気管支拡張メプチン
(プロカテロール)
DS0.005%
シロップ
5μg/mL
6歳以上:1回25μg(1~2回)
6歳未満:
1回1.25μg/kgを(2~3回)
単位がμg(マイクロ)なので計算ミスに注意!
ぜーぜー気管支拡張ホクナリンテープ
(ツロブテロール)
0.5㎎
1㎎
2㎎
1日1回胸部、背部又は上腕部のいずれかに貼付
0.5〜3才未満0.5mg
3〜9才未満1mg
9才以上2mg
β2刺激薬の重複(メプチン等)がないか要チェック。
カブレ防止のため、貼り付け場所を変える。
※できれば手の届かない部位に貼付(いたずら防止)
けいれん抗不安・抗けいれんダイアップ
(ジアゼパム)
坐剤
4、6、10
1回0.4〜0.5mg/kgを
1日1~2回
※1日1mg/kgまで
「ダイアップが先、30分後にアンヒバ」の鉄則。

※1:アスベリンの年齢・製剤別1日量↓

剤形1歳未満1歳以上3歳未満3歳以上6歳未満
散 10%0.05~0.2g0.1~0.25g0.15~0.4g
ドライシロップ 2%0.25~1g0.5~1.25g0.75~2g
シロップ 0.5%1~4mL2~5mL3~8mL
シロップ「調剤用」2%0.25~1mL0.5~1.25mL0.75~2mL

※2:添付文書には記載なし。参考:米国

<ポララミン錠・ポララミンシロップ>
小児用量
12歳までの小児:1日0.15mg/kg又は4.5mg/m2(体表面積)を1日4回分割投与又は、
2-5歳の小児:0.5mgを必要により4~6時間毎に投与
5-12歳の小児:1mgを必要により4~6時間毎に投与。
なお、新生児・低出生体重児に対する投与はすすめられない。

引用:高田製薬 ポララミンシロップ0.04% 製品情報 よくある質問より

■インタビューフォーム ⅩⅡ. 参考資料 2. 海外における臨床支援情報によると、
USP-DI 26th Edit.(2006)“Antihistamines(Systemic)”の項、DEXCHLORPHENIRAMINE の欄に、この記載があるとのこと。

監査の重要ポイント:ブランク明けの「守り」の技

小児科の監査台の前に立つと、「もし計算を間違えて過量投与になったら……」という恐怖が頭をよぎり、手が止まってしまうことがありますよね。

10年のブランクがあればなおさらです。

でも、安心してください。ベテラン薬剤師はすべての薬の用量を完璧に暗記しているわけではありません。

大事なのは「暗記力」ではなく、ミスを防ぐための「仕組み」と「立ち回り」を知っているかどうかです。

ここでは、私の実戦経験からたどり着いた、自分と患者さんを守るための「監査の鉄則」をお伝えします。

体重当たりの用量は「暗記」しなくていい!

ここでママ薬剤師のみなさんに伝えたい、最大のメッセージがあります。

「用量設定(mg/kg)を全部暗記しようとするのは、今すぐやめてください!」

10年のブランクがある中で、全薬剤の常用量を覚えるのは無理です。現場に復帰したら、以下のステップで乗り切りましょう。

  • 薬局の「体重換算表」を速攻でゲットする:
    • ほとんどの薬局には、採用薬の「体重別・分量早見表」があります。これを見ながら監査するのが一番正確で早いです。
  • 「10kg」の用量だけうっすら覚える:
    • 基準となる10kgの子の量を把握しておけば、倍の20kgなら2倍、と直感的に過誤を防げます。
  • %(パーセント)に惑わされない:
    • 10%や50%など濃度はバラバラですが、現場の「製剤量(g)」換算表があれば大丈夫。今は眺めるだけで100点です!

【補足】味や色も、その場で覚えれば100点!

さらに、ブランク明けの私をパニックに陥れたのが「味」と「色」の問題です。

  • 「この薬、何味ですか?」
  • 「いつもと色が違う気がするんですけど……」

親御さんからのこうした質問、怖いですよね。でも、これも今すぐ全部覚える必要はありません!

なぜなら、後発品(ジェネリック)によって、味も色も驚くほど違うからです。

同じ成分でも「A社はイチゴ味のピンク色、B社はチョコ味の茶色」なんてことは日常茶飯事。

採用メーカーが変われば、ベテラン薬剤師だって「えーっと、今は何味だっけ?」と確認しています。

復帰後の立ち回りのコツ:

  1. 現場のツールを頼る: 多くの薬局では、採用薬の「味・色一覧表」を作成しています。
  2. 監査時にチラ見する: 自分が調剤・監査する際に、一瞬だけ色を確認したり、添付文書の「性状」の欄を見る癖をつければ、数週間で自然と覚えられます。
  3. 正直に確認する: 分からない時は「メーカーによって種類が多いので、今使っているものの詳細を正確に確認しますね」と一言添えて、資料を見に行けばOKです。

「今」覚えるべきなのは、個別の味や色ではなく、「現場にあるツールをどう使いこなすか」

それだけで十分戦力になれますよ!

気管支拡張薬の「重複」をチェック!

「ホクナリンテープ(外用)」と「メプチン(内服)」のように、形が違うために別物としてスルーしてしまいがちですが、どちらもβ2刺激薬です。

併用すると副作用の動悸や手の震えが出やすくなるため、注意が必要です。

迷ったら「薬局長」に相談!

「これ、重複じゃない?」「この量、多くない?」と気づいたら、いきなり医師へ疑義照会する前に、まずは薬局長や先輩に相談しましょう。

  • すでに医師と「ひどい時は併用OK」と話し合っているパターンかもしれません。
  • 新たに確認が必要な場合も、医師とコミュニケーションが取れている薬局長にお任せしちゃうのも手です。
  • その後、どういう判断になったのか(併用OKか中止か)を必ず確認しましょう。これが一番の勉強になります!

「併用OK」な場合もあるってホント?

添付文書上は「重複」ですが、専門医の判断で「テープは1日中効かせる用、内服は夜のひどい時だけ」と使い分けて処方されるケースも実在するんですよね…これが。

だからこそ、「いきなり否定(疑義照会)せず、まずは薬局長に『この先生、いつも併用されますか?』と聞く」のが、ブランク明けの賢い立ち回りなんです!

もし「熱性けいれん」が起きたら?焦らないための知識と鉄則

「子供が突然白目をむいてガタガタ震えだした……」

想像するだけで恐ろしいですが、小児科では珍しくない疾患です。

まずは私たちが正しく理解して、親御さんの不安を取り除いてあげましょう。

熱性けいれんとは?(原因と特徴)

  • 定義:
    • 主に6ヶ月〜5歳くらいまでの子が、38℃以上の発熱時に起こすけいれん。
  • 原因:
    • 子供の脳がまだ未発達なため、急激な体温の変化に脳の神経が過剰に反応してしまうことで起こる。
  • 脳への影響は?:
    • ほとんどの熱性けいれんは「良性」
    • 数分で止まるものであれば、脳に障害が残る心配はない。これ、親御さんに伝えるとすごく安心されます。

焦らないための3つの鉄則

ダイアップ(ジアゼパム)を渡す際、不安そうな親御さんにはこう伝えてください。

  1. 「何もしない」が正解:
    • 舌を噛むことはまずない。
    • 口にタオルを入れず、吐いたものが詰まらないよう「横向き(できれば右下)」に寝かせて見守る。
    • 体を揺すったり叩いたりするのもNG。
  2. 「時計を見る」:
    • これが一番大事!「何分続いたか」は医師の診断に不可欠。
    • 5分以上続く場合は救急車を呼ぶ目安に。
    • 5分以内でおさまれば安静にして受診
  3. 「スマホで動画を撮る」:
    • 余裕があればでOKですが、目の動きや手足の震え方を動画に撮っておくと、診察が非常にスムーズになる。

ダイアップと解熱剤の「30分の法則」

熱性けいれんの既往がある子には、再発防止のためにダイアップ坐剤が処方されます。

  • ダイアップが先!
    • 熱が上がり始めたら(37.5℃〜38.0℃目安)すぐにダイアップ
    • 30分以上あけてからアンヒバ等の解熱剤を。
  • なぜ30分あけるの?
    • 先に解熱剤(油脂性基剤)を入れてしまうと、後から入れたダイアップの吸収を邪魔してしまい、けいれん予防効果が落ちる可能性があるから。
  • 2回目のタイミング
    • 1回目から8時間後に、まだ熱がある(38.0℃以上)なら2回目を使う。

服薬指導:飲ませ方の裏ワザ「オブラート」

「お薬、嫌がって飲んでくれないんです……」

これは小児科薬剤師が1日に何度も受ける相談です。

赤ちゃんの頃はほっぺに塗れば飲めたのに、幼稚園生になると粉の量が増えて、ゼリーでも味がごまかしきれないんですよね……。

うちの子は励ましても宥めても叱っても飲んでくれなくて、忍耐力の限界を経験しました。

あれは確か中耳炎の時のワイドシリンだった…(遠い目)

そんな中ためしてみて、大成功したのが「袋型オブラート」です!

「お薬のめたね」等が効かなくなってきた子には、これをっ全力でっおすすめしたいっ!!!

  • ワンタンみたいにトゥルッと飲める!
    • 全然味がしないので、子どもが感動してました。
  • みのりママ流の飲ませ方:
    1. 袋型オブラートに粉を入れる(多ければ小分けにする)。
    2. 折り紙のように、空気を抜くように小さく畳んで指先でつまむ(塩足すときのようなひとつまみモードで)。
    3. そのまま小皿の水に指先をドボン。
    4. 畳んだ端までしっかり濡らしてから、そっと離す。
    5. プルプルになるよ!
    6. 水と一緒にスプーンですくって「ずずっと」吸い込むように飲む。

小児科の勉強におすすめの本

面接をクリアして、小児科に復職が決まったら、専門書でさらに詳しい知識を付けましょう。

書籍を使ったおすすめの勉強法は、簡単なものから先に読んでいくことです。

読む順番は

  1. 一般向けの簡単なもの
  2. 薬剤師向けの本
  3. 医師向けの専門書

この順で読んでいくことで、次のように効率的に理解が進みます。

  1. 患者さんの不安や疑問、分かりやすい表現を知る
  2. 詳しい薬剤知識と服薬指導のポイントを頭に入れる
  3. 医師の処方意図や病院での処置について知る

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参考文献・情報源

小児科編第2回のまとめ

記事の重要ポイントを、現場でそのまま使えるチェックリスト形式でまとめました。

重要ポイントまとめ(これだけは持ち帰って!)
  1. かぜは対症療法が基本: 薬は症状を和らげる「お手伝い」役。
  2. 監査の「守り」と「攻め」の立ち回り
    • 用量計算:
      • 全薬剤のmg/kgを暗記する必要なし!
      • 現場の「体重別換算表」を使い倒す。
      • 「10kgの子の分量」を基準に、極端な過誤がないか直感的にチェック。
    • 重複監査:
      • 「ホクナリンテープ(外用)」と「メプチン(内服)」のβ2刺激薬のダブりに注意。
      • 剤形が違うため見落としがち。心毒性のリスクがある重要監査ポイント。
    • 疑義照会の処世術:
      • 重複を見つけたら即電話せず、まずは薬局長へ相談。
      • 医師との「暗黙の了解(ひどい時だけ併用)」がある場合も。
      • 確認はベテランに任せ、結果(併用の意図)を学んで自分の知識にするのが賢い方法かも。
  3. RSウイルス・ヒトメタニューモウイルスの「現場知識」
    • 検査のルール:
      • どちらも特効薬はないため、検査は「重症化リスク」がある子に優先されます。
        • RS: 1歳未満が主な保険対象。秋〜冬に流行。
        • ヒトメタ: 6歳未満の肺炎疑いが主な対象。春〜初夏に流行。
    • 登園の目安:
      • 法律上の停止期間はない。
      • 園のルールも要確認。
      • 「解熱し、咳が落ち着いて全身状態が良いこと」が基準。
      • ゼーゼーが残っている間は慎重に。
  4. 熱性けいれんと「ダイアップ」の鉄則
    • 熱性けいれんとは:
      • 脳が未発達な乳幼児(6ヶ月〜5歳)が急な発熱時に起こす。
      • 数分で止まれば「良性」で脳への障害の心配はないことを伝えて安心させる。
    • もし起きたら(3原則):
      1. 何もしない: 舌を噛む心配はないので、「横向き」に寝かせて静かに見守る。
      2. 時計を見る: 5分以上続くなら救急車を呼ぶ目安。
      3. 動画を撮る: 余裕があれば目の動きなどを記録。
    • ダイアップの「30分の法則」: ダイアップが先! その30分後にアンヒバ等の解熱剤。
      • 先に解熱剤を使うと、ダイアップの吸収を邪魔して予防効果が落ちる可能性があるため。
      • 2回目は1回目から8時間後
  5. 飲ませ方の必殺技:袋オブラート
    • 対象: 赤ちゃんを卒業したけれど、粉の量が増えてゼリーでも味がごまかせなくなった子。
    • 手順:
      • 「袋型」を使い、薬を包んで小さく畳んだら、指先でつまんだまま水に浸して「プルプル」にする。
      • これをスプーンで「ずずっと」吸い込ませる。
      • ワンタンのように苦味ゼロで飲める。
薬剤解説表
症状分類代表的な薬剤(商品名/成分名)剤形(%)1日標準用量(成分量)監査・服薬指導のポイント
熱・痛み解熱鎮痛カロナール
(アセトアミノフェン)
細粒20%
50%
シロップ2%
小児用坐剤50、100,200
30〜50mg/kg
1回10〜15mg/kg
1日上限60mg/kg
4〜6時間以上空ける。
せき鎮咳アスベリン
(チペピジン)
散10%
DS 2%
シロップ 0.5%
「調剤用」シロップ2%
※1:
小児はチペピジンクエン酸塩として、1 日
1 歳未満 5~20mg
1 歳以上 3 歳未満 10~25mg
3 歳以上 6 歳未
満 15~40mg を 分3
尿が赤くなることを必ず伝える(代謝物の色)。
たん去痰ムコダイン
(カルボシステイン)
細粒50%
DS50%
シロップ5%
30mg/kg非常に頻出。
中耳炎や副鼻腔炎の排膿目的でも。
鼻水抗ヒスタミンポララミン
(d-クロルフェニラミン)
散1%
DS0.2%
シロップ0.04%
※ 2眠気注意。
熱性けいれん既往がある子には慎重に。
※低出生体重児、新生児には投与しない
ぜーぜー気管支拡張メプチン
(プロカテロール)
DS0.005%
シロップ
5μg/mL
6歳以上:1回25μg(1~2回)
6歳未満:
1回1.25μg/kgを(2~3回)
単位がμg(マイクロ)なので計算ミスに注意!
ぜーぜー気管支拡張ホクナリンテープ
(ツロブテロール)
0.5㎎
1㎎
2㎎
1日1回胸部、背部又は上腕部のいずれかに貼付
0.5〜3才未満0.5mg
3〜9才未満1mg
9才以上2mg
β2刺激薬の重複(メプチン等)がないか要チェック。
カブレ防止のため、貼り付け場所を変える。
※できれば手の届かない部位に貼付(いたずら防止)
けいれん抗不安・抗けいれんダイアップ
(ジアゼパム)
坐剤
4、6、10
1回0.4〜0.5mg/kgを
1日1~2回
※1日1mg/kgまで
「ダイアップが先、30分後にアンヒバ」の鉄則。

※1:アスベリンの年齢・製剤別1日量↓

剤形1歳未満1歳以上3歳未満3歳以上6歳未満
散 10%0.05~0.2g0.1~0.25g0.15~0.4g
ドライシロップ 2%0.25~1g0.5~1.25g0.75~2g
シロップ 0.5%1~4mL2~5mL3~8mL
シロップ「調剤用」2%0.25~1mL0.5~1.25mL0.75~2mL

※2:添付文書には記載なし。参考:米国

<ポララミン錠・ポララミンシロップ>
小児用量
12歳までの小児:1日0.15mg/kg又は4.5mg/m2(体表面積)を1日4回分割投与又は、
2-5歳の小児:0.5mgを必要により4~6時間毎に投与
5-12歳の小児:1mgを必要により4~6時間毎に投与。
なお、新生児・低出生体重児に対する投与はすすめられない。

引用:高田製薬 ポララミンシロップ0.04% 製品情報 よくある質問より

■インタビューフォーム ⅩⅡ. 参考資料 2. 海外における臨床支援情報によると、
USP-DI 26th Edit.(2006)“Antihistamines(Systemic)”の項、DEXCHLORPHENIRAMINE の欄に、この記載があるとのこと。

最初は計算に時間がかかっても大丈夫。

「薬局長に確認」「換算表をチェック」という基本さえ押さえておけば、10年のブランクは必ず埋めていけます!

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